バイク王国ポラグポイント創世の記録・・・番外編 1

Plugpoint king

2013年01月13日 09:00

これは、プラグポイントの歴史の中で、一番心に残る出来事です。
このことは、本編「バイク王国プラグポイント創世の記録 2 」に載せていますが、その続きです。


天国からの手紙Ⅱ


その1
 

1999年4月、突然、静岡の野村さんから電話頂いた。
ライダーハウスへ行きたいとの電話だった。家内が電話を取ったものだから、最初は、お兄さんがらだとてっきり思っていた。

お兄さんは1989年10月12日に一度来られたことがある。その時、今度来るときは、バイクで来たいとおっしゃっていた。二回目の電話で、お兄さんじゃなくて、お父さんだと知った。5月2から4日まで滞在されると言うことで、会社に休日を、お願いした。

 5月2日、名古屋から飛行機で、鹿来された。その夜は、温泉に入ってもらい、ぬっくりと、していただいた。
(ここで、もし、天国の手紙を、読んでない方は、こちらをクリックして下さい)

 さて、次の日、直毅君が、もし、プラグポイントに来ていたら、必ず行ったであろう、佐多岬へ案内した。
おりしも、コールデンウィークの真っ只中、佐多岬を目指すライダー達で、佐多街道は溢れていた。
道路も十年前比べれば、大変良くなっている。
特に伊座敷から先の峠は、カーブも少なく、道幅もかなり広くなっている。右手の鹿児島湾の向こうには、薩摩富士こと開聞岳が、綺麗に見えている。

 車は、大泊から、有料道路に入る。ここからは、左右に亜熱帯植物が覆い茂る中を走る。岬の駐車場は、いっぱいで路上駐車となる。
こんなときは、バイクはいい、一番奥に停められる。
ここからは、ライダーもドライバーも、みんな歩きだ。15分ぐらいで展望台に着く。
天気がいいので、最高だった。海は綺麗だし、視界は良好、本土最南端に来たという感じがする。展望台で発見したもの・・・・・それは、落書きでした。普通落書きは、見苦しいもの、特に観光地では・・・・・・と言う概念はあるけど、もう何回も来ているのにじっくり見たのは初めて、それは、野村さんが、静岡の人の書いたものを見つけてからだった。

日本縦断のライダー、チャリダ-、徒歩ダーの達成の喜びから、転んで怪我をしながら来たライダーや、失恋し感傷旅行のライダーや、友を亡くしたライダー等いろいろなライダーがいろいろなバイクに乗り、この最南端の岬で、感動し、物思い、何かを感じたことを、所狭しとばっかり書かれている。
二人で1時間ほど、読み耽ってしまった。
もし皆さんも行かれることがありましたら、ぜひ読んで、書いてください。
(佐多岬の展望台管理の方々ごめんなさい。)



右が野村直毅君 



佐多岬にて直毅君のお父さん

その2につづく

あとがき
文中の有料道路は、現在無料開放されています。もちろん、チャリダーもOKです。ちなみに、この落書きのある展望台は、現在取り壊し中です。
新しい展望台に「落書き板」をつくってもらえるように、南大隅町に提案してあります。
(2013年1月現在)

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